指輪のサイズ、どうやって決める?プロが教える測り方と注意点

一生モノの結婚指輪や婚約指輪。デザインや素材選びと同じくらい、あるいはそれ以上に大切なのが「指輪のサイズ選び」です。

「お店で測ったはずなのに、届いてみたらなんとなくキツイ…」 「サプライズで贈りたいけれど、相手のサイズが分からないから自分で測ってみたけれど合っているか不安」

そんなお悩みを持つ方は非常に多いのです。実は、指のサイズは体重が変わらなくても、季節や時間帯、体調によって日々刻々と変化しています。

今回は、私たち WAI JEWELRY が、ご自宅でできるチェック方法や絶対に避けてほしいNGな測り方、そして季節によるサイズ感の違いについて詳しく解説します。

1. なぜ?夏と冬で「サイズ感」が違う理由

「夏に買った指輪が、冬になるとクルクル回ってしまう」 「冬にぴったりだった指輪が、夏になると抜けなくなる」

これは指輪あるあるですが、決して気のせいではありません。人間の体は環境に合わせて変化しており、その影響が指の太さに現れるからです。

夏は「むくみ」でサイズアップしやすい

夏は気温が高く、体は熱を放出しようとして血管を拡張させます。また、水分摂取量が増える一方で、冷房による冷えや代謝の低下で水分代謝が滞りやすくなります。 これにより指が「むくみ」やすくなり、人によっては0.5号〜1号ほどサイズアップすることがあります。特に湿度の高い日本の夏は、指輪が肌に張り付くような感覚になり、より窮屈に感じやすいのです。

冬は「乾燥と収縮」でサイズダウンしやすい

逆に冬は寒さで血管が収縮し、指が引き締まります。さらに乾燥によって皮膚の水分量が減り、指輪が滑りやすくなります。 「指輪を落としそうで怖い」と感じるのは冬場に多いトラブルです。

「朝と夜」でもサイズは変わる

季節だけでなく、1日の中でもサイズは変わります。 一般的に、寝起きは水分が顔や手に溜まりやすく少しむくんでいます。昼間に活動して一度スッキリしますが、夕方から夜にかけて疲れがたまると再びむくみが出やすくなります。

2. 自宅でできる簡易チェック & やってはいけない「NG な測り方」

ネット上の情報を見て、身近なものでサイズを測ろうとしていませんか? 実は、よく紹介されている方法の中には、プロから見ると「その方法では正確なサイズは絶対に出ない」という危険なものがあります。

絶対に避けて!「紐(ひも)や紙」を巻く計測法

よく「指に糸や紙を巻き付け、その長さを定規で測れば指輪のサイズが分かる」という情報がありますが、これは NG です。おすすめできません。

理由1:指は円形ではない 指の断面はきれいな円ではありません。紐や紙は形に沿って変形しますが、金属の指輪は変形しません。この「あそび」の誤差が、着け心地に大きく影響します。

理由2:関節の太さが考慮されない 指の付け根(指輪が収まる位置)で測ってしまうと、多くの人は失敗します。なぜなら、指輪は「第二関節」を通らなければ着けられないからです。関節が太いタイプの方は、付け根のサイズで選ぶと指輪が入りません。

理由3:締め具合の加減が難しい 紐をきつく巻くか、ふんわり巻くかで、数ミリの誤差が出ます。指輪の世界で数ミリ(円周)の違いは、サイズにして2〜3号ものズレになります。

正しい自宅計測の方法

自宅で測る場合は、以下の方法を推奨します。

① リングゲージを使用する(最も確実) プラスチックや金属製の計測用リングセットです。ネットショップ等でも安価で手に入りますが、WAI JEWELRYのような専門店から貸し出しを受けるのが一番安心です。 ※プロ用と安価な雑貨用では、規格の精度が違う場合があります。

② 手持ちの指輪の「内径」を測る もしパートナー様のサイズを知りたくて、すでにぴったりな指輪(歪んでいないもの)をお持ちなら、その指輪の「内側の直径」を定規で正確に測ってください。 (例:内径16mmなら10号前後)
※指輪の板の厚みを含めず、あくまで内側の空洞部分を測るのがポイントです。

3. 購入後も安心。WAI JEWELRY のサイズ直し対応

「慎重に測ったけれど、数年後に体型が変わってしまったらどうしよう」 そんな不安をお持ちの方もご安心ください。

WAI JEWELRY では、お客様に一生涯寄り添うジュエリーでありたいという願いから、サイズ直しのアフターサービスを設けています。

職人が手仕事で調整します

当店のジュエリーは、山梨県甲府の熟練職人が一つひとつ丁寧に仕立てています。サイズ直しが必要になった場合も、一度リングの一部を切断し、素材を足したり引いたりして調整し、再び美しく磨き上げます。 つなぎ目が分からないように仕上げる技術は、職人の腕の見せ所です。

注意点

デザインによっては(例えば、全周にダイヤモンドが入っているフルエタニティリングや、複雑な彫刻が全周に入っているものなど)、サイズ直しが難しい、あるいは範囲が限られる場合があります。 ご購入の際に、そのデザインが将来的にサイズ直し可能かどうかも含めてご案内させていただきますので、遠慮なくご相談ください。

【結論】失敗しない一番の方法は「実生活で試す」こと

ここまで、サイズの測り方や変動する理由をお伝えしましたが、やはり一番確実なのは、 「実際の指輪に近いものを、自宅で数日間着けて過ごしてみる」 ことです。

お店のカウンターで数分着けただけでは、夕方のむくみや、家事をしている時の違和感、寝ている時の圧迫感などは分かりません。

「朝はゆるいけど、お酒を飲んだ夜はキツイな」 「パソコン作業をしていると、このサイズだと少し気になるな」

こういった感覚は、生活の中でしか確認できないのです。

WAI JEWELRYの「無料サンプルリング」をお試しください

私たち WAI JEWELRY では、皆様のサイズ選びの不安を解消し、納得して一生モノをお迎えいただくために、「サンプルリングの無料貸し出し」を行っています。

シルバー製のサンプルリングと、サイズ計測用のリングゲージをセットにしてご自宅へお届けします。

  • お店に行く時間が取れない方
  • じっくりと自宅でデザインや着け心地を確認したい方
  • パートナーと二人でリラックスしてサイズを測り合いたい方

そんな方にぴったりのサービスです。 実際のデザインの雰囲気を確かめながら、朝・昼・晩とサイズ感をチェックしてみてください。「これなら間違いない!」と確信を持ってオーダーいただけることが、私たちにとっても一番の喜びです。

▼ サンプルリング・サイズゲージの無料貸し出しはこちらから
https://waijewelry.jp/samplering/

一生を共にする指輪だからこそ、焦らず、ゆっくりと、ぴったりのサイズを見つけてくださいね。

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